株式会社ジョイゾー
2025/03/18
コミュニケーション不足を解消するために、評価制度の改革を実施
当社では、社員が待遇に満足しているのか、会社に対してどのような意見を持っているのか、個々が当社で活躍していくためにも価値観のすり合わせをしっかりやっておくことが重要だと考えています。テレワークの働き方が当たり前となり、リアルのコミュニケーションが少なくなる中で、より良いコミュニケーションのために改革を行ったのが評価制度です。会社が一方的に社員のスキルや貢献度を評価する方法に違和感を抱いていたことから、もっと社員と経営陣がお互いの未来について語り合う場が必要ではないかと感じていました。
2021年10月に移転オープンした新オフィスのエントランス
社員のリアルな思いを聞き出すことができた給与交渉制
そこで取り入れたのが2021年からスタートさせた給与交渉制です。3年目以降の社員を対象に、プロ野球の年俸交渉のように次年度の待遇について交渉の場を設け、社員と経営陣/マネージャーが話し合うというスタイルにしました。そこでは給与がいくら欲しいという話はもちろんですが、新たな挑戦や学びへの投資、働き方のペースやジョブチェンジなど給与待遇以外の話も多く出てきました。
社員1人1人の会社への思い、当社でどのように成長していきたいかというキャリアパスについて、社員と経営陣の間で擦り合わせができたのは大きな収穫でした。
風通しの良い環境になり、会社をアップデートすることが社員の「当たり前」に
経営陣が社員のやりがいがどこにあるのかを把握できたことは大きいと感じています。また、社員にとっても当社で働く意味を見出すなどのエンゲージメント向上につながるのではないかと期待しています。
交渉の場が会社に対する思いを吐き出す場にもなっているため、陰で愚痴を言うのではなく、改善のために意見を出せるようになったというのが社員の共通認識でした。仮に不満があったとしても、気軽に意見し、改善し続けていく。風通しの良い環境の中で、会社をアップデートしていこうということが当社の「当たり前」になっています。
オープンな環境で社員同士のコミュニケーションが
取りやすいレイアウトのオフィス
仕事を楽しみながら、社員の成長も促す「ジョイゾーらしさ」を追求していきたい
給与交渉制がスタートして3年目となり、初めて給与交渉を行う若手社員も多いことから、今後は試行錯誤していくことになると考えていますが、社員の声を吸い上げる良い機会になることは間違いなく、発展させていく可能性は大いにあると感じています。
また、コミュニケーションという点では、当社はワーケーションにも力を入れています。自治体に声を掛けていただき社員で訪問する機会が多いのですが、地方のコミュニティイベントなどを通じて、現地の方々との交流や地域の行政機関との連携が増えるきっかけにもなっています。
ワーケーションという非日常の環境の中で、普段は見えない社員同士の新たな一面を発見できるというメリットも感じており、社内の活性化にもつながっています。これからもただ働くだけでなく、仕事を楽しみながら、社員の成長も促していけることに念頭に、ジョイゾーらしさを追求していきたいと思っています。
オフィスでは社外の方も参加できる交流会も行われ、
新しいコミュニケーションを生み出す取組が行われている。