トライベック株式会社
2025/03/18
会社概要・業務内容
社名:トライベック株式会社
ホームページURL:https://www.tribeck.jp/
所在地:東京都港区
従業員規模:187人
業種:サービス業
事業内容:デジタルマーケティング支援事業、DXプラットフォーム事業、エクスペリエンスマネジメント事業、メディア/広告代理事業
全員で働きやすさを追求した結果、平成29年に「テレワーク.Style」開始
当社はデジタルマーケティング支援など、DXの推進を支援するサービスを展開するコンサルティング企業です。行動指針のひとつに「ジブンゴト化」を掲げており、何事においても自ら考えて行動する姿勢を大切にしています。そのため、働き方改革や労働環境改善についても上層部のみでなく全社で取り組み、全員が納得できる働きやすい制度づくりを推進してきました。一連の取組から生まれる制度は「.Style(ドットスタイル)」と名付けてシリーズ化しており、その第一弾として実現したのがテレワーク体制です。在宅勤務制度は平成29年3月からトライアル導入していましたが、全社でディスカッションを重ねた末、同年8月に制度の名称を「テレワーク.Style」へ改め、正式導入しました。当初は月4回までテレワーク可能としていましたが、コロナ禍を経て、現在は最大週4日までのテレワーク可能としています。
「テレワーク.Style」のロゴ
4~5人ずつのユニットで組織を細分化し、フラットな体制に
テレワークによるコミュニケーションロスをなくすため、平成31年には少人数のユニット制を導入しました。4~5人で1つのユニットを組み、それぞれのユニットに自律自走を求める「アメーバ型」と呼ばれる組織体系です。一般的なピラミッド型組織だった頃と比べ、リーダーが一人ひとりに目を配りやすくなりました。またメンバーとリーダーとの距離が近くなり、小さなことでも相談しやすいフラットな雰囲気が醸成されています。
ユニット内で不満や課題があがった場合は、リーダー個人に任せきりにするのではなく、週1回のリーダー会議で共有・相談しています。必要に応じてリーダー同士がチームを組み、解決に向けた取組を行っています。
数々の施策でモチベーションアップとコミュニケーションの促進を図る
当社では社員によって選出される表彰制度「トライベック・アワード」のほか、「ほめも」という制度を設けてモチベーションアップを図っています。ほめもは「褒める」と「メモ」を合わせた造語で、社員同士で送りあう感謝や激励のメッセージのことです。以前はカードに手書きで記入していましたが、テレワーク体制になってからはTeamsへ投稿する形式に変えて継続しています。毎月200件ほどの投稿があり、ほめもを「もらった数」と「送った数」が多い人の表彰も行っています。
社員同士のつながりも大切にしているので、社員旅行などのイベントや部活動も盛んです。また、社内には「.Style Cafe」というカフェカウンターがあり、お茶を飲みながら休憩したり、終業後にはお酒を楽しんだりなど、コミュニケーションの場として役立っています。
「ほめも」の画面
今後の課題は新入社員のコミュニケーション促進と多様性への対応
新入社員への業務指導は、同じユニットに属するトレーナーが行います。また、入社後1年間はメンターが付き、業務以外のことも相談できる体制をとっています。ただ、現在の制度では配属されてすぐにテレワーク主体の勤務になるため、エンゲージメント向上のためにもコミュニケーションを促進する施策をもう少し増やしたいと思っています。
もうひとつの課題は、多様性への対応です。最近は地方在住者がフルリモートで勤務できる制度を新たに導入しました。社会の潮流と同様に、当社も多様性をどう受け入れ、どう生かしていくべきか、今後も模索していきたいと考えています。
「メンター」と新入社員