株式会社弘法

2025/03/28

デジタルとアナログを効果的に組み合わせ
社内コミュニケーションを活性化

会社概要・業務内容

社名:株式会社弘法
ホームページURL:https://www.kobo-net.co.jp/
所在地:広島県広島市中区千田町1丁目3-4
従業員規模:73人(令和7年2月1日現在)
業種:卸売業・小売業
事業内容:ワークスタイル変革支援、業務デジタル化・DX支援、デジタル機器・オフィス機器の販売・保守サービス等
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コロナ禍を機に各自が最適な働き方を選択できるABWを導入

デジタル機器やオフィス機器の販売・保守サービス等を提供する当社では、コロナ禍で出社が困難な時期においても、お客様を訪問する必要がありました。そこで、各自が最適な働き方を選択できるABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)の考えに基づいたワークスタイルを導入しました。働く場所をオフィスに限定せず、自宅や移動中の車内などでも可能にし、それに伴いオフィスはフリーアドレスにリニューアルしました。当社は広島・山口県内に複数の拠点があり、社員の所属する拠点は決まっていますが、訪問するお客様に近い別の拠点をサテライトオフィスのように利用することも可能です。
オフィスの様子

各拠点をビデオ会議ツールで常時接続し、勤務状況を視覚的に把握

ABWを導入する上で課題となる社員間のコミュニケーションについては、ビジネスチャットやビデオ会議などのデジタルツールを活用することでカバーしています。一例として、各拠点間をビデオ会議ツールで常時接続し、大型モニターに映して各拠点の様子が視覚的にわかるようにしています。これにより全社員が他の拠点の様子を把握できるようになり、コミュニケーションも取りやすくなりました。
また、在席管理システムを導入することで、フリーアドレスであっても、オフィスに在席している社員が一目でわかるようになりました。そのため、お客様から電話があってもお待たせすることなく、担当者にスムーズにつなぐことができます。
在籍管理システム

リアルな場で生まれる偶発的なコミュニケーションも大事に

以前から拠点ごとに行ってきた朝礼もビデオ会議に切り替えました。朝礼では、その日の予定を共有するほか、社員が持ち回りで3分間、自由なテーマで話をする場を設けており、社員同士のつながりを深める場になっています。
一方、チームごとに毎日行っている夕礼は、できるだけ拠点に集まって行うようにしています。ABWを導入すると、各自の行動が見えにくい部分がどうしても出てきます。それを補うために、その日の互いの業務について報告や質問、アドバイスをするなど、チームで振り返りをする場になっています。
オフィスをフリーアドレスにしてミーティングや休憩ができるスペースも設けることで、異なる部署の社員ともコミュニケーションを取る機会が増えました。リアルに集まることで生まれる偶発的なコミュニケーションも大事にしています。

「委員会」活動により、社員が主体的にルールを決めてABWを運用

ABWを運用するには、社員の自主性が欠かせません。そこで当社では、社員主体の「委員会」制度を設けて毎週開催しています。コミュニケーション、ワークスタイル、5S、ICTの4つの委員会があり、全社員が希望する委員会に参加し、勤務上のルールについて改善すべき点などを話し合います。例えば、コミュニケーション委員会では、ビジネスチャットの使い方や、テレワークをする際の報告・共有などのルールを決めています。この取組は社員の主体性を促し、ABWの円滑な運用につながっています。また、委員会は若手社員の意見を尊重する場にもなっていて、社内の活性化や営業活動にもプラスの効果があります。
今後もデジタルとアナログを上手に組み合わせながら、社員が生産性を高められる環境づくりを追求していきます。
「委員会」について書かれたボード
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