株式会社ノヴィータ
2025/03/18
会社概要・業務内容
社名:株式会社ノヴィータ
ホームページURL:https://www.novitanet.com/
所在地:東京都渋谷区
従業員規模:32人
業種:情報通信業(Webマーケティング業)
事業内容:Web制作・運用事業、人材支援事業、メディア運営支援事業、事業継続支援事業、地域共創事業
育児中でも地方在住でもOK。柔軟な働き方ができる制度を次々と導入
当社では、代表の三好自身が育児と仕事の両立に苦労した経験から、これまでの固定された働き方に柔軟性を加え始めました。雇用形態は正社員、パート社員、業務委託の3種類、勤務時間はフルタイム、時短、フレックスタイムの3種類、勤務日数は週3~5日のいずれかなど、さまざまな選択肢の組み合わせによって、働き方のパターンは約20種類に及びます。
また、フレックスタイムの清算期間を3ヶ月に設定しており、例えば8月にお子さんが夏休みであまり出勤できない場合、9月に多めに働いてカバーするといった調整が可能です。テレワークは2017年頃から育児中の社員や地方へ転居した社員が行っていましたが、2020年以降は全社的にフルリモート勤務の体制になっています。
多様な働き方の組み合わせ例
汎用性の高い制度構築を目指し、事例の増加に応じて試行錯誤の日々
現在の体制が整うまでは、試行錯誤の繰り返しでした。育休から復帰した1人目の社員が働きやすいように制度を新設してみても、その制度が2人目、3人目にもぴったり合うわけではありません。事例が少ない段階では制度の汎用性が判断しづらいため、事例が増えるごとに検討を重ねました。
例えば勤務時間については、事業場外みなし労働時間制やシフト制を導入していた時期もありますが、最終的には3ヶ月精算のフレックス制が最も汎用性が高いと判断し、現在に至っています。もちろん、新たな事例が出てくればまた見直しを行うつもりです。
地方の人材活用や離職率低下に加え、新規事業の立ち上げにも好影響
勤務形態のバリエーションが多いこと、かつ勤務場所を問わないことは、地方の人材活用や離職率の低下につながっています。地方在住によるリモートワークの取り組みは2017年、3ヶ月フレックスの導入は2019年、全社フルリモートの導入は2020年と働き方が多様化した結果、2019年に男性30.8%・女性10.7%だった離職率が、2021年には男性9.1%・女性3.6%に下がりました。
また、当社では新規事業を立ち上げる際、時短勤務の社員やパート社員、業務委託メンバーでチームを編成します。新規事業はどうしても手探りで小さなスタートになるので、既に働いている社員に更なる負担をかけたくないからです。働き方が多様なおかげで新しいことにチャレンジしやすいのも、当社の強みだと考えています。
テレワークしたい人と対面したい人、双方を尊重できる制度を模索中
フルリモート制度導入から数年が経ち、一部の社員からは対面コミュニケーションを望む声も聞くようになりました。テレワークを継続したい人の希望は尊重しつつ、試験的に出社日を設けるなどして対面の機会も提供するようにしています。
また、自宅の環境によっては仕事に集中しづらい人もいるため、コワーキングスペースの契約も視野に入れるなど、今後の方針を模索しているところです。社員一人ひとりのパフォーマンスが最大化できる働き方ができるよう、社員の声に耳を傾け、これからも多様な選択肢を提示できる会社でありたいです。
出社時に行われるミーティングの様子