LAPRAS株式会社
2025/03/18
会社概要・業務内容
社名:LAPRAS株式会社
ホームページURL:https://corp.lapras.com/
所在地:東京都品川区
従業員規模:35人
業種:情報通信業(ビジネスサービス)
事業内容:ハイスキル ITエンジニアと企業を最善のマッチングでつなぐ転職サービス「LAPRAS」の運営
テレワークによるひずみを解消し、“幸せが持続する”働き方へ
当社ではもともと出社を基本としていましたが、コロナ禍での緊急事態宣言の発出により、2020年4月に全社員がフルリモートワークに切り替わりました。
切り替え後は自宅で仕事をする社員がほとんどでしたが、仕事と家庭の境界が薄くなってしまいがちです。仕事中に子どもを保育園に迎えに行ったり、突然の来客の対応をしたりと、仕事を中断せざるを得ない状況が発生します。勤怠管理上においても、離席した時間をいちいち記録しなければならず、逆に効率が悪くなってしまいます。こうしたフルリモートワークによるひずみを解消するため、2021年11月から最低労働時間を撤廃し、働く時間も場所も自由に決めて、幸せが持続する働き方として「LAPRAS Sustainable Working Style」をスタートさせました。これにより、社員が幸せを持続できる働き方を実現しています。
パフォーマンスを重視し、最低労働時間を撤廃
当社では従来、コアタイムなしのフレックスタイム制度を採用していました。以前は法令に基づいて1カ月の最低労働時間を定めており、それに満たない場合は賃金を控除する制度でしたが、「LAPRAS Sustainable Working Style」では最低労働時間を撤廃しました。働く時間を各々のライフスタイルに合わせて自由に調整できるようにし、働く日も法定休日の日曜以外であれば労働可能としました。
仮に労働時間が満たない場合があっても、会社の評価として仕事のパフォーマンスを出せていれば、不足時間分の控除はしないことにしています。働く時間よりも、成果やパフォーマンスを評価の対象とすることにしたのです。また、休憩時間とは別に1日1時間程度、心身の健康を保つための時間に充てる「Rest as a Work(Raw)制度」を導入。これにより、テレワークによる運動不足の解消に役立てられています。
今や社員にとって、フルリモートは生活との両立に不可欠な制度に
当社では2週間に一度、オンラインで「コンディショニング・ミーティング」を行っています。これは、業務の達成状況や日々の取り組みの過程など業務面の評価に加え、現在の調子や不安の有無といったコンディション面についても話す1on1のミーティングです。
また、環境面では、社員全員にパソコンを貸与しているほか、光熱費やコワーキングスペース等の利用に充てるための手当てを毎月1万円支給しています。社員がそれぞれリモートで働きやすい環境を整えるための補助として、「仕事と生活を両立するうえで不可欠な制度」という声が多く聞かれます。2023年からは、リモートワークに特化した福利厚生制度「choiRAS(チョイラス)」を開始し、家事負担軽減や健康づくりのサポートという側面から仕事のパフォーマンスを向上させる取組を行っています。
リモートで忘年会をしている様子
社員が増えても制度を維持しつつ、交流機会の増加を
当社では現在35名の社員が勤務していますが、今後人数が50人、60人と増えてくると、現行の制度で組織が成立するかという懸念があります。当社の働き方やカルチャーとマッチする人と出会えるように、採用面での強化や評価制度の確立を推進していきたいと考えています。
エリアごとに集まる機会の様子さらに、従業員の居住地が全国に点在していることから、人が増えた後もコミュニケーションの機会を減らさないよう、エリアごとに集まる機会を作るために費用的な補助や、全社員が集まるオフサイトミーティングの機会を作るなどの取り組みを進めています。
エリアごとに集まる機会の様子
全社員が集まるオフサイトミーティング